ホーム › 「文献学」って何やってるの? 文献学者がクイズ形式で教えてくれました。#369
文献学では何をしている?「話し言葉研究に使える文献は?」「文芸作品は文字資料のメインではない」「古生物学と文献学の共通あるある」など、蔦先生に文献学について聞きました。
この回の内容
- 00:00話し言葉研究に使える文献はどれ?
- 09:55平安物語は『すべらない話』だった?
- 15:18たしかに話し言葉の特徴があった
- 17:47『徒然草』は森鷗外パターン
- 25:33同じ時代の作品でも事情は色々
- 28:12文芸作品は文字資料のメインではない
- 33:46古生物学と文献学に共通のあるある
- 39:58本日の極めて重要な注意喚起
- 07:36くらいから、『古事記』の読み方は一通りに決められるか、という話をしていますが、08:03くらいでは「厳密に再現するのは原理的に無理」とする説を紹介しています。この立場について詳しくは、小松英雄『国語史学基礎論』(笠間書院、1973年)の特に第3章をご覧になるとよいと思います。なお、現代の通説は、そこまでラディカルではありません。
- 10:18くらいから、物語がもともと文字通り「物語る」ものだったという話をしています。これは色んな本に書かれていますが、提唱者である玉上琢弥『源氏物語音読論』(岩波書店、2003年。なお原著論文は1950年刊)が最も詳しいでしょう。この説には色々異論もありますが、20世紀後半から現代の『源氏物語』研究に大きな影響を与えたものなので、動画ではそのエッセンスを紹介しています。
